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5月, 2022の投稿を表示しています

新車を衝動買いした話(マジで)

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 清々しい陽気だ。法定点検日和だな。ディーラーに行くとするか。  「いらっしゃいませお客様。お待ちしておりました」年中真っ黒でお馴染みのKさんが出迎えてくれた。  おおぅ。こ、これは先日試乗の機会を逃したでお馴染みの限定車990Sではないか。 「お待ちの間に試乗に参りましょう」。  いいんですか? 乗ります乗ります乗ります。   乗り出してすぐに感じたのは軽さだ。2名乗車なのに何故なんだ。 「バネ下が軽量化されているからでございます」  それって都市伝説じゃなかったんだ。本当に軽い。おじさん二人乗ってんだぜ。軽いわけないんだが・・・不思議だ。  ブレーキフィールはあからさまに違う。キャリパーもディスクも強化されているので当然と言えば当然だが、軽さも加味されているのだろか(2名乗車ですけど)。ねずみ号の感覚でペダルを踏むと、初期制動が強すぎてスムースに減速出来ない程だ。      そして、この度の年次改良の目玉 KPC キネマティック・ポスチャー・コントロールだが、これも効果に気づいたは気付いた。旋回中の後輪の内輪だけを僅かに制動し、ロールを制御して車体を引き下げる装置だが、真の効果がどれ程の物であるかは、試乗の速度域では判断出来ないだろう。くるんと回る感覚は確かに感じたけれど。  試乗出来て良かった。私にはナビとデフが必要なので対象外だけども(990Sにはどちらも無い)いろいろと勉強になったな。実際に乗ってみないと解らんもんだ。 「ところでお客様、この後お時間頂けますでしょうか?」  はぁ、構いませんけど。 「もしかするとスペシャルなご提案が出来るかもしれません」  スペシャルな? 提案? なんだか知らないが、どうぞどうぞ。  Kさんの話をまとめると、半導体の不足で新車が供給出来ない事態だ。なので中古車が高値になっている。ロードスターは特に高額で取引されているので、ねずみ号を売却して新車に乗り換えてはどうか。今なら同じグレード同じオプションで乗り換えても、月々の支払いを減らす事が可能だ。しかも年末に迫った車検の費用もかからない。NDロードスターを長く乗るつもりなら、3年で新車に乗り換えた方が有利ではないか。当方も売る車両が不足で困っている。悪いようにはしない、と言うものだった。  驚いた。こんな旨い話が飛び込んで来るとは。最新の年次改良が施されたNDに乗れるのか。3

自分次第な話

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 今朝は早く起きたので、「トスカ」を聴いた。流石はカラヤン。オケが雄弁だよな。後年の録音も良かったが、こっちも良いねぇ。  気温が上がってからオイル交換をした。前回から4,000キロ走ったので、暑くなる前に換えておく事にした。ギターはメンテしてもらって絶好調だからな。ねずみ号も手をかけなければ。非力だからか交換すると明らかに機嫌がよくなるんだよ。現金な奴だ。  買い出しついでに「売りに出しているのに買い手が付かないらしい」と聞いた山麓の温泉に行くと、隣に「屋根有り」が駐車していた。平日の午後のアイドルタイムだ。わざわざここに停めたに違いない。私が戻って来た時には誰もいなかったが、せっかくだから挨拶くらいしたかったな。実は昨日、コペン乗りの人と話したんだ。小型軽量車愛好家だったので話が弾んだ。プラモデルも作る人で、NDも作ったそうだ。エクステリアデザインを褒めていたよ。「実車は惚れ惚れする」そうだ。同感だね。  この年末で3年。初の車検を迎える。あと何度車検を迎える事になるのだろう。いつまで乗り続ける事が出来るのだろう。めざせ20年を掲げているが、どうなることやら。経済力、体力、諸事情、社会情勢・・・・・。どれかが崩れれば「はい、それまでよ」。  答えの出ないことは考えても仕方ないので 日々を楽しむとしよう。何事も自分次第だ。  

ギターのメンテナンスしてもらった話

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 どうも。自転車競技場を見学して来た者です。  最大31度の傾斜なんだと。      走れる気がしない角度だ。すごいね。  久しぶりにやって来ました中野ギター工房。いつの間にやらかっこいい看板が出てらぁ。たのもーう。好きな勲は夏八木勲でおなじみ、あ〜さんと申します。愛器のメンテをしてくだされ。  ナットを作り直して、もろもろ調整してくだされ。使用弦が細いんで(特に3弦)溝と合っていないのです。あと不具合が無いか点検して欲しいだっちゃ。  指板幅45ミリだったのか。知らなんだ。  ナットは元のと同じ牛骨の無漂白タイプをチョイス。  削って、合わせてを繰り返して  マークして  溝を切り  棒ヤスリで広げて  深さはコインで調節。これは師匠のアントニオ・マリン氏譲りだそうだ。  微調整して  形成して  出来上がり(仮)。これで出来上がりじゃないのよね。  しかし想像を越える手間のかかりかた。ギター製作家って大変だなぁ。着ぐるみの中の人より大変だぞ。 続きまして、糸巻きを取り外してグリスアップ。  トルク調整して  少し広げて  ネジ穴がバカっぽかったのでマホ材で埋めてから取付。実に丁寧で良心的な仕事ぶり。さすがは一流製作家。  弦を張って試奏したら 微調整して  もろもろ確認。  ナットは再び取り外して、バリ取りして仕上げ。ここで、やっと出来上がり。  続きましてフレットの平面出し。  フレット脇の処理。  指板の研磨。  オイルと蜜蝋を塗布して  ブラッシングして仕上げ。  ぴかぴかだぁ。しかし、なんと言う手間の掛け方。値切るのやめような。失礼だからな。  お掃除もしてくれる。ありがたい。  今回の作業で、適切な弦高になって弾きやすくなっただけでなく、なぜだか響きも変わった。なまじ器用なたちだから何かと自身でやってしまうが、やはり餅は餅屋だな。糸巻きももの凄く滑らかになったし、メンテしてもらって正解だった。このギターのポテンシャルが引き出された感じがするよ。もっと早くやっとくんだった。  このギターを弾き始めて5年。定期点検は必要なんだと実感。これからもよろしくな相棒。おまえが終のギターだからな(クラギはね)。うおおおおぅ。俄然やる気が湧いて来たぞ。1日でも長く弾いていられる自分でありたいと願うばかりだ。