ギターのメンテナンスしてもらった話

 どうも。自転車競技場を見学して来た者です。


 最大31度の傾斜なんだと。
 
 

 走れる気がしない角度だ。すごいね。


 久しぶりにやって来ました中野ギター工房。いつの間にやらかっこいい看板が出てらぁ。たのもーう。好きな勲は夏八木勲でおなじみ、あ〜さんと申します。愛器のメンテをしてくだされ。

 ナットを作り直して、もろもろ調整してくだされ。使用弦が細いんで(特に3弦)溝と合っていないのです。あと不具合が無いか点検して欲しいだっちゃ。


 指板幅45ミリだったのか。知らなんだ。


 ナットは元のと同じ牛骨の無漂白タイプをチョイス。


 削って、合わせてを繰り返して


 マークして


 溝を切り

 棒ヤスリで広げて


 深さはコインで調節。これは師匠のアントニオ・マリン氏譲りだそうだ。


 微調整して


 形成して


 出来上がり(仮)。これで出来上がりじゃないのよね。


 しかし想像を越える手間のかかりかた。ギター製作家って大変だなぁ。着ぐるみの中の人より大変だぞ。


続きまして、糸巻きを取り外してグリスアップ。


 トルク調整して


 少し広げて


 ネジ穴がバカっぽかったのでマホ材で埋めてから取付。実に丁寧で良心的な仕事ぶり。さすがは一流製作家。


 弦を張って試奏したら


微調整して


 もろもろ確認。


 ナットは再び取り外して、バリ取りして仕上げ。ここで、やっと出来上がり。


 続きましてフレットの平面出し。


 フレット脇の処理。



 指板の研磨。


 オイルと蜜蝋を塗布して


 ブラッシングして仕上げ。



 ぴかぴかだぁ。しかし、なんと言う手間の掛け方。値切るのやめような。失礼だからな。



 お掃除もしてくれる。ありがたい。

 今回の作業で、適切な弦高になって弾きやすくなっただけでなく、なぜだか響きも変わった。なまじ器用なたちだから何かと自身でやってしまうが、やはり餅は餅屋だな。糸巻きももの凄く滑らかになったし、メンテしてもらって正解だった。このギターのポテンシャルが引き出された感じがするよ。もっと早くやっとくんだった。

 このギターを弾き始めて5年。定期点検は必要なんだと実感。これからもよろしくな相棒。おまえが終のギターだからな(クラギはね)。うおおおおぅ。俄然やる気が湧いて来たぞ。1日でも長く弾いていられる自分でありたいと願うばかりだ。


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