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レオナルド・ブラーボ 猪居亜美ジョイントコンサートの話

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  この日は生憎の雨模様。  演奏会は当然室内なので関係ないっちゃないけれど。  楽しみにしていた『レオナルド・ブラーボ 猪居亜美ジョイントコンサート』  リハーサルから期待が高まるね。プロのギターデュオを聴く機会は少ないので、それだけでもありがたい。    二重奏は素晴らしかったし独奏もそれぞれたっぷり。アンコールも各自1曲+デュオでも1曲で至れり尽くせり。  亜美さんは第1部の独奏は音数の多い2曲だったが、アンコールで弾いた『アルハンブラの思い出』が絶品。会場にいた野良ギタリスト諸氏の誰もが「こう弾いてみたい。こんな風に弾ければな」と思ったに違いない。良い意味で手本のような演奏だった。  対してブラーボさんは滋味溢れる歌と情熱的なタンゴ。血で弾いている感じだ。人柄も大いに貢献しているのだろう。  二重奏はなんと言っても『タンゴ組曲』。2日前に「初めまして」の2人が弾けるのが謎だ。プロフェッショナル恐るべし。技術と危機回避能力の高さは、野良ギタリストには到底望めないものだ。デュオでのアンコールは独奏でお馴染みの『カヴァティーナ』。2人で旋律と伴奏を担当するので、無論亜美さんはバスを落とす事無く、ブラーボさんは歌いまくる。拍手喝采で大団円。     売れる物販、盛り上がるサイン会。当然そうなるよね。写真に収める暇はなかったよ。  今回の演奏会も興味深かったし得る物も多かった。何かしら自分の今後に生かせれば良いが。そして、いつの日にか音楽の深淵に触れる事が出来るだろうか。どうなることやら。

ミランのパバーヌの話

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  現在はギターのレパートリーになっているルイス・ミランの6つのパバーヌは、元は彼の楽器だったビウエラの為に書かれたものだ。  ビウエラは複弦6コースでギター型だが、バイオリンから派生した楽器らしい。  描かれた絵画からストラップを付けて立奏していたようだ。  おそらくセゴビアが演奏し録音を残さなければ、ギター曲として定着しなかったのではなかろうか。ありがたいことだ。  そのセゴビアはこの6曲を演奏する際、曲順の変更を行なっている。正規のセッション録音では163524。手元に2種あるライブ録音では136524としている。いずれも1968年のことなのだが、なぜ異なっているのかは不明だ。試行錯誤の結果後者になったと考えるべきか。入れ替え不可能なライブ演奏が答えだと思われるので、私はこの順番で弾いてみたいと思う。1曲ずつじっくり取り組みたい。  弾きたい曲は増える一方で減る事はない。これも又ありがたい。

この国を憂う話

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  出かけるとするか。  来週末は天気が思わしくない予報なので今週にしたが、桜も咲き始めていて、なにより富士山がくっきり。  ありがたい。  朝から人出も多い。  桜もまずまず。  堪能しながら歩く。  歩道工事も順調の様子。  完成すればこの区間は安全に歩ける。  ありがたい。  賑やかな日も  富士山ロスト区間で何もないでお馴染みの長浜親水公園は静かだ。  ありがたい。  しかし、ウォーキングトレイルを走る自転車にはうんざりする。  邦人にならこっちを走れと言いたい所だが  外人さんでは仕方ない。  右を見ても  左を見ても  外人さんだらけ。  インバウンドの大合唱さもありなん。  外人さんのほうが多いくらいだ。  おかげさまで  観光業大歓喜。  交通量も多い。  しかし外人さん頼りの観光立国で良いのか。減るばかりの人口に付け焼き刃の補助をして効果はあるのか。根本は20年どころか30年に渡り大企業と富裕層におもねいていたツケをどうするかではないのか。  ウィルスで死に体になった観光飲食が盛り返すのはよろしいが、遠くない将来壊滅的な大災害が起こるならそれまでか。直近の可能性として台湾侵攻があれば当然日本も関与することになるので、外人さんのうち体感半数の中国のみなさんは当てに出来なくなるのだが。  そりゃ富士山も雲隠れするって話だ。  めでたし、めでたし。