ミランのパバーヌの話
現在はギターのレパートリーになっているルイス・ミランの6つのパバーヌは、元は彼の楽器だったビウエラの為に書かれたものだ。
ビウエラは複弦6コースでギター型だが、バイオリンから派生した楽器らしい。
描かれた絵画からストラップを付けて立奏していたようだ。
おそらくセゴビアが演奏し録音を残さなければ、ギター曲として定着しなかったのではなかろうか。ありがたいことだ。
そのセゴビアはこの6曲を演奏する際、曲順の変更を行なっている。正規のセッション録音では163524。手元に2種あるライブ録音では136524としている。いずれも1968年のことなのだが、なぜ異なっているのかは不明だ。試行錯誤の結果後者になったと考えるべきか。入れ替え不可能なライブ演奏が答えだと思われるので、私はこの順番で弾いてみたいと思う。1曲ずつじっくり取り組みたい。
弾きたい曲は増える一方で減る事はない。これも又ありがたい。
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