BWV1008 メヌエットの話

 さて、今年は1年かけて懸案であったバッハの組曲全曲演奏に取り組むが、弾ききれるか不安だ。特に速度が必要な曲、クーラントとジーグは落とし所を見つけなければならないだろう。かと言ってゆっくりな曲でも弾けないものは弾けないので困ったものだ。
 楽譜は益田正洋編曲版で組曲第2番BWV1008に挑む。バッハの組曲全曲など最初で最後の挑戦になるので、じっくりと進めたい。

 まずはメヌエットから始めよう。この曲は1と2から成り立っていて、それぞれ前半後半に別れている。演奏順は1−前半前半後半後半+2−前半前半後半後半+1−前半後半となる。メヌエット2の8+16小節が、組曲全体で唯一の長調部分(部分転調除く)となるので留意したい。
 実際に弾いて見ると、初めの8小節はとても簡素で技術的にも容易だ。だからと言ってここで欲張って装飾したりバスを加えるなどすると、後のバランスや整合性が失われることになるので、無闇にいぢらないでおきたい。また、装飾の指示は参考までにしたい。チェロに限らずヴァイオリン属とギターでは装飾し易い箇所は異なるのではなかろうか。
 メヌエット1は後半に入ると途端に困難になる。前半と譜面は変わりないように見えるが、戸惑う。


 バスを止め損ねている箇所があるが、まずまずの出来だ。次はクーラント、ジーグと続けてみよう。どうなることやら。

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