サヴァールでござーるな話

  三鷹にはジブリと三鷹楽器しかなかろうと思っていたら、素敵なホールがありまして。


 ジョルディ・サヴァール&エスペリオンXXⅠの公演があるってんで行ってみると


 良い演奏に出会えまして。


 これほど盛り上がったクラシックの演奏会は滅多にないほどでして。19時開演で22時近くに終演。あっと言う間でした。

 客席を埋め尽くした観客のスタンディングオベーションを伴った拍手喝采を浴びる4人のおじさんたちの格好良いこと。手に手を携えて応えるその姿はzepかよと思ったが、むしろこちらに近いのではなかろうか。




 スィープ、タッピングどころか速弾きさえせずに大観衆を熱狂に導くギルモアじいさんの歴史的名演奏ををご覧下さい。
 「ありがとう。良い夢見ろよ」と去って行くギルモアじいさんと言い、歳80過ぎて闊達なジョルディじいさんと言い、こうありたいと思わずにはいられないのでした。

「お客も一癖ある人たちばかりだったな」
 それはお互い様ですぜ、親方。ハンチングとブーツで双子コーデのおじさんたちが、きゃっきゃしながら「ジョディ観に来てまーす」と2ショット撮っていたら、端から見たら「あ、お二人はパートナーですね。解ります」てなってますから。
「そうかなぁ」
 そうですとも。LGBTな時代ですから。


 これまで三鷹には縁が無かったが、良い街のようだ。ホールの公演も満員御礼で顧客満足度100%なら議会でやいのやいの言われないしね。


 横断「歩道」を通過する「自転車」に留意しながら帰るとするか。あの速度で歩道を走られたら、ほんと危険だ。


 CD以外にもサヴァールを堪能する術は確保してまして。




 秘蔵のアナログディスクが3枚ありまして。老後の楽しみなのでした。これを機に聴き始めるとするか。ありがとう、ジョルディ。めでたし、めでたし。


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