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10月, 2024の投稿を表示しています

残るはプレリュードな話

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  取り組み中のBWV1008だがアルマンドも難儀した。いざ弾いて見ると、ある程度の速度が必要な曲だと解ったが、そこそこにしておかないと全速で弾いた次のクーラントとの対比が弱くなってしまう。しかしチェロ、特にオリジナル楽器での演奏は速い。ジーグなのかってくらい速く激しい奏者もいるくらいだ。しかし組曲としての出来上がりを考えると、そこまで速くはできない。そもそも速く弾けないし。  さあ、プレリュードまで辿り着いたぞ。この曲の課題は音色だ。左手の押さえ不良で割れてしまうことのないように。また右手の爪にもよくよく気を配って取り組もう。うげぇ、この曲3ページもあるじゃないか。しかも音符だらけだ。またしてもバッハとか言う天才の音の並びを解明する旅になるぞ。暗譜できるだろか。だがここまで来たら弾けませんは有り得ません。頑張るか、超頑張るかの二択だ。待ってろエイドリアン。やる気だけはあるぞ。じっちゃんの名にかけて真実はいつもひとつ。どうなることやら。

野良ギタリストで良かった話

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  はい、オーバーツーリズムの現場がこちらです。  すっかり涼しくなってからの晴れ予報の3連休。みんな考えることは同じなのよ。だが、これは困った話だ。海へ行こうが山へ行こうが街中に繰り出そうが観光地は何処も同じこと。辿り着くまでの大渋滞に辟易としてしまうだろう。一体何の為に行くのやら。晴れの平日を狙うのが正解なのかもだが、それもリタイヤ組と外人さんには関係ない。  そもそも観光頼りは危ういものだ。バブル期に隆盛を誇った観光地がどれだけ廃墟化したか見るが良い。現在は¥がヘロヘロなので外人さん頼りだが、それも災害が、そして再び原発に被害が出ればインバウンドが0になるのは 近々の例を見れば明らかなことだ。直接の被害100万人なら間接的には数倍に及ぶだろう。それが数年、いや数十年と続くのなら万博の跡地にカジノ造っている場合じゃないだろう。  仮に¥に力強さが戻るとしたら、逆にインバウンドは減る訳だが、じゃあ我々庶民が国内観光しだすかと言えば、そうはならないのでは。現場につくまで交通機関激混み、着いたら着いたで芋洗い状態で食事もままならない始末。かといって平日の晴天に旅出来るのはほんの一握りの人々だけだろう。それでは旅行どころか外出自体が楽しいものではなくなってしまうのではないのか。  となると災害で追い出されない限り自宅大好き民の大勝利だろう。24時間爆音OKの持ち家で良かったぞ。おかげで野良ギタリスト活動も捗っているし。  取り組んでいるアルマンドだが、寝起きで弾ききれる程度には暗譜も安定したので、なんとかなりそうだ。演奏困難箇所でも音色を気にかけたいのだが、弾くのに精一杯で難しい。爪の形状や厚さを研究したおかげで音色も安定したのだが、形状は世間一般の通説が当てはまらなかったので、難儀したな。じっちゃんが「リドリー・スコット監督作品ベスト3に『テルマ&ルイーズ』を挙げない奴は信じるな」と言ってたが、その通りだったな(なんのこっちゃ)。  野良ギタリストで良かった。自宅にいながらストレスフリーで充実した時間を過ごせるし。もちろん暇を持て余すこともない。むしろ忙しいくらいだ。ありがたや、ありがたや。

こりゃ失敗だった話

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  カーボナイロン弦を試してみた。以前から3Gはカーボン弦にしているので、Ⅰ・2弦も機会があればと考えていたのを実行してみたのだが、これは駄目だった。カーボンでは細くなり過ぎるので、カーボンとナイロンを合わせたモノで試したのだが、やはり細すぎる。音色も天下の中野ギターがスカスカの合板ギターかの有様だ。これは失敗だった。  マイケル様の新譜を外盤で予約していたのだが「お届けが延期されました」メールが来て12月になりますだと。待ち切れないんで日本仕様をポチッとな。  翌日届きやんの。アマゾンのアウトレット(ケース割れ)で外盤よりもお安く手に入ったので良しとするか。  相変わらずダイナミックレンジ無し質感無しの録音で、マイケル様のギターもかろうじて聴き取れる程度だったがお元気そうでなにより。「フェスタ」はエクスペンダブルズに他ならなかった訳だが、だからといってゲスト多数の本作も「アベンジャーズ」とは言えないのが残念なところ。俺たちのエイドリアン・ヴァンデンバーグの参加は胸熱だが、どこで何をしたのやらの出来。マイケル様のアルバムのゲストで爪痕残したのはアルバム『アラクノフォビック』でワウ踏みまくって本家を喰い散らかしたジェフ・ワトソンだけだ。  まとめると  カーボナイロンの糸はクラシックギターのⅠ・2弦には使えない(3弦は試していない)。   マイケル様のアルバムは日本仕様を求めろ(伊藤政則氏の解説も読めるし)。  新譜はありがたいが録音をなんとかしてくれ(初期のAC/DCのアルバムを聴きやがれ)。  てことだ。皆も失敗しないように丁寧な日々を送ろうな。約束だぞ。

夏が終わった話

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 青空だ。朝晩は涼しくなったが、日中は気温が上がる。10月だ。今後は7・8月は文字通り夏休みとして、なるべく出歩かずに過ごし、9・10月に旅するなりイベントを組むなりした方が良さそうな気配だ。この国の四季がなくなり2シーズン製になる日も近いのか。  さて、アルマンドだが1ヶ月経過したところでようやく暗譜出来た。長くかかったが、なにせ後半が野良ギタリストには発想すら出来ない音の並びだったので「はぁ、これが天才の所業か」と打ちのめされていたのだった。慎重に弾いてミスのない演奏よりも、聴いた人が「あぁ、気持ちはわかるよ」な演奏を目指したい。どんな楽器でもそうだが、全くミスなく弾いているのに全く心動かされない演奏ってあるから。今回もなんとか弾き切りたいと願っている。  親方の親方による親方のための国際ギターコンクールも無事終了。  You Tuber に軸足を移しつつある親方を横目に夏も終了。年の瀬も近い。