『トップガン マーヴェリック』観て来た話

 「物事には必ず終わりが来るものだが、今じゃない」。トム先輩に同意です。


 平日の初回でどの程度の集客があったか。5割程度の埋まり方だった。それでも『フォードVSフェラーリ』や『ノー・タイム・トゥ・ダイ』よりは入っていて、熱気を感じたよ。大好評で興行トップを走る作品でも満席にならないんじゃ、映画館の先行きは暗い。本当に終わりが来そうだな。何かしらの形では生き残るのだろうが、映画館での映画鑑賞は最早特別な物事になっているようだ。
『マーヴェリック』は「ザ・映画」な出来映えだった。映画ならではの体験、映画館でなければ出来ない体験が詰め込まれていたよ。大画面テレビでも、増してやスマホでの鑑賞ではとても計り知れない作品だ。
 トム先輩が続編の権利を持っていただけあって、この上ないストーリーで終始エモエモの胸熱。御都合主義だらけと言う批判は当たらないだろう。誰がこれ以上の脚本を書けるのだ。
 ジブリ好きな人に「ああ、ラピュタ? リアルタイムで観たけど。10回ほどな」と言うと神扱いされるが、本作を劇場で体験したことは末代まで自慢出来るだろう。劇場で観る為の作品を作ってくれた、そして延期に継ぐ延期をしてまでも(どれほど配信スルーになったことか!)劇場での公開にこだわったトム先輩に応えるためにも、映画好きなら必ず観るべきだ。映画って良いもんだなと思えるよ。



 パイセンたちが元気だと、こちらも元気が出るね。終わりは来るが今じゃないんだ。まだだ、まだ終わらんよ。



 

コメント

このブログの人気の投稿

だからプロなのだな話

『およげ!たいやきくん』を編曲した話

こうありたいねな話