第4番が激ムズの話
どうも。馬鹿暑いなか販売店にデフオイル交換に行って来た者です。
ねずみ号とポリたん合わせて4万キロ走行したけど、軽くて小さくて加速しなくて実に良い。私にぴったりだ。
さて、酷暑のなか第4番を読み始めたが、まぁ難しい。なぜって和音の曲だからだ。
ギター曲は基本的にスケール、アルペジオ、和音の組み合わせで出来ている。この3要素のなかで最も難易度が低いのは「速くないスケール」だ。スケール=困難と思い込んでいる人も多くいるだろうが、スケールは一度に「1音弾く」だけなので難しくはない。1拍に6音弾くだとか、バスを付けるとなると難易度は上がるが、速くない速度で1音1音弾くだけなら簡単だ。
次に簡単なのはアルペジオで、和音の構成音を「1音ずつ弾く」だけなので、弾く音を順番に押さえて弾けばよいだけで、スケールとの違いは弾いた音をハープのように途切れさせないことだ。私のように薬指が動かなくて「3フィンガー」スタイルでこなそうとするならば難易度は上がってしまう。
技術的に最も困難なのは和音だ。和音は同時に複数の音を弾かなければならない。同時に押さえて同時に弾くのだ。「1音だけ」とか「1音ずつ」ではなく、同時に複数の音(2から6音)を弾くのだ。これはやってみれば身に沁みてわかるが、1拍ごとに動く和声など困難の極みなのだ。
トップノートは多くの場合旋律なので外せない。1番低い音はバスなのでこれも外せない。内声もいい加減で良いはずもなく、3度は和音の特徴を決めるので外せない。テンションノートが聴こえなければテンションの意味がなくなるしで、全てをバランス良く弾くのは困難を極める。
和音を弾く=手を握る(右手)なので、外側の2本に力が入りやすい=大きな音になりやすい。多くの場合はトップノートかバスが旋律なので困りはしないが、内声にも意味を持たせたいなら簡単ではない。それを1拍ごとにするとなれば尚更だ。第4番はこれの連続なのだ。しかも終曲なので速度を速めに設定したいのだから更に難易度が上がってしまう。
この第4番を成功に導くには、困難な箇所はセオリーと経験則に基づいて変更・省略をして運指(どの音をどの指で押さえるか。どの弦をどの指で弾くか)を完全に身につける他ないだろう。これは最後にして最大の挑戦になりそうだ。やりがいがあるなぁ。
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